内容説明
新しく本が出るたびに、綾子は光世に心をこめて言葉を記し贈った。149冊の献辞署名本に刻まれた夫妻の深い愛と信仰の軌跡。
目次
忘れ得ぬ人忘れ得ぬ言葉(小野村林蔵牧師;愛の人西村久蔵;喜びと感謝の人;神の備えを楽しんで待った人 ほか)
初めての小説遺されたエッセイ(小説・暗き旅路に迷いしを;わたしは手洗いおばさん;応募作品と私 一千万円懸賞小説;自作再見『氷点』 ほか)
妻から夫へ遺された言葉(単行本『氷点』から『さまざまな愛のかたち』まで;開花する才能の日々…初期42歳‐50歳;作家として多忙な日々…全盛期51歳‐60歳;病をも糧として…円熟期61歳‐70歳;三浦文学は永遠に…晩年期71歳‐77歳 ほか)