内容説明
昭和30年代、静かな田舎町・平野の中学校に転校してきた14歳の伊集院大介。悲劇的な伝説をもつ姫川の周辺で起きた不可解な事件を追う“名探偵のタマゴ”は「透明人間」と対決する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テンプル
2
初めて読みました。作者が亡くなっていることも知りませんでした。ありえない14歳の少年の作品でしたね。まー周りにこんな少年がいないから私は平凡なのでしょうけれども。ある意味少年の頃の冒険という点ではスタンドバイミーを思い出しました。2010/08/01
良太郎
1
再読。 伊集院大介が14歳の時の初探偵のお話。 犯人がいわゆるサイコパスで無差別殺人鬼とは違うので、謎解きとかは無くてまぁそうなんでしょうねって感じ。これは14歳という厨二の伊集院大介の思考を楽しむ外伝的な作品かな。 シリーズが好きなので楽しんだけど、この世界観が好きじゃない人には面白くないかも。2020/03/05
シーラ
1
図書館の廃棄本から掘り出した。14歳の大介さん、こんなでしたか。彼がスーパーヒーローでない(とっぺにはそうだったかも知れないけれど)ところが好感持てました。雪姫伝説と今の事件との絡みや平野という街がいい。でも確かに、大介さんの容姿ってその時々で描写が違ってイメージに困るな。人や状況によって見え方が変わる、ということなのでしょうかね。2015/08/07
二分五厘
0
2001.6.2
みっくん
0
久しぶりに読み返したら、なんとなく読みづらかったです。やっぱり伊集院大介は変に老成している方が面白い。若かりし伊集院大介では、まだまだ未熟なんだな~、という気の方がします。雪姫のエピソードはなんとなく京極夏彦さんの巷説シリーズみたいでした。2014/06/05