濁った激流にかかる橋

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062102599
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

六十年に一度の大逆流がやってくる。激流に分断された市、右岸と左岸をつなぐ異形な橋の上でそれぞれの生が交錯する瞬間―。世界を凝縮した連作長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴロチビ

4
知らない作家さん。タイトルから目に留まり、その設定が桁外れな気がして読んで見ようと思った。巨大な橋、中国かアジアの人口密集地っぽい描写は異世界感があって良かったが、小さな町の選挙に土建屋が絡むとかお役所仕事のあるあるとか、他は昭和っぽい感じ。20年も前の作品だし、しょうがない。全ての話が繋がっているところも連載時に読んでたらワクワクしたかもしれないが、今の自分の頭では人物相関図を作らないと理解出来る気がしない。作る気力も無い。一番面白く読んだのは中年お嬢様の独り語りの物語。このキャラはなかなか魅力的。2020/11/13

ホレイシア

3
一つのまちを分断するように流れる川にかかった、超巨大かつ複雑な橋をめぐるさまざまな人間模様。これがたまらなく好きなのだ。ちょっとでも自治体にかかわったことのある方、絶対笑えると保証する。2008/01/01

ゆき

2
★★☆☆☆:「霧のかかる騒がしい橋からのひそやかな墜落」だけは、あぁ、こういう勘違いおばさんいるいると楽しみながら読めたが後は…。時間の経過がわかりにくく登場人物も似たような名前の人ばかりなので混乱してしまった。あとは比喩なのか風刺なのかもよくわからなかったり。私には難しすぎた。2012/10/16

たんこ

2
すーばーらーしーいー。この世界に入り込んでとっても面白かった。伊井直行の描く街はいつもあり得なくてどこかにありそう。2010/12/01

yasuuu

1
設定がすごすぎます。川の近くに住んでいる者として、あんな橋があったら、怖くて渡れないのでございますのでございます。 いろいろ人物が絡んでいて、楽しめた。2013/07/15

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