内容説明
巡礼たちは、はるばるとピレネーの谷間に、聖母出現の洞窟と奇蹟の泉を訪ねる。
目次
ピレネー山脈
ルルドの町
牧場
ガブ川上流
聖マリア大聖堂
マッサビエル洞窟
聖マリア像
洞窟の前で祈る人
ミサ
巡礼者〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
18
詣り祈ることで心に軸を持ちつつ現代医療も勧めるスタンスで昨今の怪しいスピ系皆無。聖母病院での検診待ちに。参拝し聖なる水で沐浴したり触れたり飲むと難病が治るという地に向かう大腿骨骨折の筆者。信じる人々の姿、美しい自然と泉、沐浴の浴槽など美麗鮮明な写真。奇蹟を伝えた少女が長じて病死したとも伝え過剰な煽りなく淡々と伝えていた。置かれていたのが都内有数のキリスト系病院で感慨深いものがあった。元は1984刊行2017/11/28
まな☆てぃ
0
2007年9月に、母とルルドに行きました。3泊し、特に身体に悪いところがあるわけではなかったけれど、沐浴もさせてもらいました。私(と母)はプロテスタントですが、カトリックの巡礼地であるこのルルドの奇跡を、素直に本当のことと受け止めています。この本は文章も写真もとても美しく、行って見てきたそのままが詰まっていました。私達はルルドの後にヌベールにも行き、ベルナデッタさんに直接お会いもしてきたので、この本を読み、本当に、そのときの軌跡を辿ったような気持ちになれました。いつかまた訪れてみたいと改めて思いました。2013/12/08