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内容説明
児童虐待、性的虐待―凍りついた記憶からの脱却。心的外傷による心身の障害に悩まされている人たちの失われた記憶。この人たちの記憶を回復させたい―切迫した治療現場の現実から、強い思いで書き下ろした衝撃の書。
目次
第1章 「母の記憶」が欠如した人生
第2章 「忘れていた記憶」の回復
第3章 心的外傷論の源流
第4章 「家族のあり方」は変化し続ける
第5章 「脳という機械」と心
第6章 蛇ににらまれた蛙
第7章 「本当の私は壁の中に隠れている」
第8章 「語れない、語っても理解されない」
第9章 “あの体験”を語るとき
第10章 「自分の人生」を「自分の作品」に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころりんぱ
35
一般の人にもわかる様にとは、著者も書いているけれど、まぁ、学術的な事は字面を追っただけになってしまいます。心的外傷と記憶のメカニズムについての説明は、なかなか興味深く、人間の脳の機能や神経伝達物質のバランスはものすごく緻密で、まるで精密機械の様。経験、体験によって、その機能の一部のバランスが崩れたり、欠損したりする事で、人間が生きにくくなってしまうのだから、本当に不思議です。2013/12/04
めん
5
○機能不全家族の事例A。記憶に依るため性的虐待の有無は曖昧。それに対して著者が語る「事実関係など精神科医にとっては二次的なこと。焦点にしているのは、自己卑下と子ども虐待の防止」の言葉に同意。全ての援助職が持ちたい姿勢だ。○ある心理学者の「子どもを性的対象にする者も、親密さと愛を追求している。“これこそが神の意志”」との言葉には反吐がでる。○学術解説は勉強になる。・回想は必要に伴って起こる。忘却もまた、必要に沿って生じる。・『必要によって選別される記憶』以外の記憶もあるようで、それが問題を複雑にする。図書館2018/07/14
skr-shower
1
サバイバーの生きる困難さを思うと息苦しくなる。先へ進むために一時的に忘れたことが、後で心身に影響を及ぼす。手をさしのべる人へ怒りの矛先が向かいがちなのだから、援助の手を全方位多重多層にしなければならない。2018/09/27
yasu
1
心理の奥深さと歴史がわかった。やはり、自分と向き合って生きていかないといけないと思った2011/03/20
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