墜落の背景―日航機はなぜ落ちたか〈上〉

墜落の背景―日航機はなぜ落ちたか〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062098847
  • NDC分類 687.7
  • Cコード C0095

内容説明

防げたはずの事故がなぜ起こったのか?1982年2月、羽田沖、前代未聞の航空事故は起こった!その真相と、事故を防ぎ得なかった組織の欠陥を元事故処理担当者が克明に描く、迫真のドキュメント。

目次

第1章 事故は起こった!(予定外のフライト;おしゃべりな機長;ひやりとした瞬間 ほか)
第2章 なぜ彼が機長だったのか(順風満帆のスタート;姉の死がもたらしたショック;変調の兆し ほか)
第3章 事故に翻弄され続けた16年(航空事故との出遭い;初めての事故処理マニュアル;最初のマニュアルの発動 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

30
職場で私の隣に座っている人は、飛行機に絶対に乗りたくないと言っており、沖縄に行くのに2日かけて船で行ったそうです(往復4日)。この本は羽田沖の機長の話が詳細に書かれていましたが、この話を読むと彼でなくても飛行機に乗りたくなくなります。いくらなんでも、妄想と現実世界の区別がつかない人が飛行機の操縦をするなんて…。さらに、事故報告を素直に行ったコパに対して、かん口令を敷いた上司って…。これじゃ事故が起きるはずだと思いました。アメリカでは、事故が起きると部品の1個まで徹底的に探すそうで、その点はさすがです。2015/09/16

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

4
羽田沖墜落事故の3冊目。今回は、日航の元社員に著作である。上巻は、とにかく事故を再現ドラマとして、登場人物は仮名、『若干の』脚色を入れている。。としている。や、若干ではないだろう。ほぼ脚色ではないだろうか。再現ドラマの中に、最初の本に出てきた組合の何たらはなかったし、異常言動を中心にどうしても当該機長に責任を持って行きたいのだとしか読めない書き方がされている。もちろんだが、最初本や、2番目の本とも若干印象が異なるように感じる。少々悪意があるのかな、とも読めるし、会社を徹底的に擁護しているようにも感じる。2019/10/22

アルパカくん

2
羽田沖の航空機事故について知りたくて読んでみました。淡々とつづられている航空機事故の数々に、今までは心配性なのかと思っていた飛行機に乗らないと決めている人の気持ちがよくわかったのでした。事故対策への対応マニュアル作成が始まったのが遅いことにも驚きました。腕のいいパイロット養成には訓練時間を最小にしてパスした者だけにすればいい、の話にも納得です。2015/03/29

sin1row

1
著者の仕事としての墜落事故の事後処理が中心の作品でなぜ事故が起こったかにはあまり重点が置かれていないような印象だった。原因検証を期待して読み進めていたのでその点は期待外れだったが、補償の難しさ、また国籍による対応の違い事故処理は非常に困難でかつ長期間に及ぶもので非常に厳しく難しいものということが分かった。2014/04/19

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