内容説明
どうして結婚しないのだろう。充分幸せなのに。充分幸せだから。恋人が待つドイツと生まれ育った日本の間でゆれる心。幸田文、玉、奈緒に受け継がれる豊かな感性と美しい言葉。初の書下ろし長篇小説。「ハリネズミの道」続篇。
著者等紹介
青木奈緒[アオキナオ]
1963年4月東京小石川に生まれる。学習院大学文学部ドイツ文学科卒業、同大学院修士課程修了。オーストリア政府奨学金を得てウィーンに留学。その後1989年より通訳、翻訳などの仕事をしながらドイツに滞在。1998年秋、帰国してエッセイ「ハリネズミの道」を刊行
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感想・レビュー
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り
2
泣いてしまいそうになりました。とてもロマンチックな話です。人の思いの難しさにわたしもとても悩んでいます。2022/04/26
元素53
0
友人の結婚、恋人の家族との確執、日本とドイツの間で揺れ動く自分ードイツで時に迷いながら自分の生き方を選択していく20代(たぶん!)女性の自伝的小説。ふとドイツ語を学ぶ知り合いと話していて、中学の時に手にとったこの本を思い出し再読。私自身は留学も結婚もしたことがないので共感する点はあまりありませんでしたが、読みやすくさらさらと読めました。情景描写も綺麗で、お話だけではない、どこか真実味のある登場人物がリアル。時が経ったらもう一度読みたいです。2014/02/21
かす漬け
0
なんか中途半端でイライラ。ドイツの風景は思い描けたけど。うーん。。
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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○…またもや定番の恋愛小説だと知らずに読んだもの。人物描写がうまいなと。2008/12/20