ぼくらの先輩は戦争に行った

ぼくらの先輩は戦争に行った

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062098076
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

戦争について伝えたかった祖父の世代、未知の世界を聞きたかった孫の世代、元学徒兵たちの体験に触れ、学生は戦争をどう感じたか。

目次

第1章 はじめて聞く戦場の話
第2章 それぞれの戦い
第3章 出征前から復学までの学園
第4章 学徒兵にとっての小泉信三
第5章 家族で語り継ぐ
第6章 体験談に触発されて
第7章 スポーツに賭けた青春

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nnpusnsn1945

43
慶大生がかつての学徒兵たちにインタビューした課題をまとめたものが載っている。まれに抽象的なものもあるが、体験の多くは面白い。体験者曰く、小泉信三氏はそれなりにカリスマがあったようだ。多くは平和を訴えるものであるが、学徒兵のなかには軍国主義寄りなものもいるか、そこはインタビュアーが懸念していた。回天の搭乗員や、弟の遺骨を抱いて復員したもの、士魂部隊の池田末男大佐(職業軍人ながら人気があった)の部下だった者、被爆した者などバリエーションは多い。2023/04/09

mimm

1
大学の先輩でもある戦争体験者の元で、その体験談を聞き出し文章に纏めた一冊。出征した年齢と同じ世代の若者のフィルターを通すことにより、気持ちがより鮮明になります。エリートでもある彼らの、でも年齢によるまっすぐさや強さ少々の痛さは他の年代じゃ出せないもの。また語り手はエリートで戦時中でありながら恵まれた境遇であった方ばかりなのですが、それもまた一面。約十五年前に出版された本なので、もうそろそろ実体験を聞けるのは難しくなるのかな。本物の恐さを識る世代が減ることは恐い気がします。2014/10/26

sayako_kyoto

1
8月は日本の近代戦争に関する本を読むことにしている。学生の文章はいささか気取ったところが散見されて、はからずもプロの作家の文章力を実感してしまったのだが、学徒出陣者の声なき声を拾い上げていく行為はすばらしいと思った。2010/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/613755
  • ご注意事項

最近チェックした商品