内容説明
やってみました、江戸の暮らし。今の百分の一しかエネルギーを消費しない生活とは?火打ち石、暦、行灯、着物…。江戸時代の生活道具を試めした2年間のレポート。図版多数を駆使して誘う「体験江戸学」。
目次
知識はエネルギー
時刻がうみだすエネルギー
天体の動きで生きる快適さ
昔のこよみによる生活
旧暦を楽しく使う法
火打ち石で火をつける
火打ち石の体験
行灯の暮らし
行灯でものを見ると
書くこととその道具〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
果てなき冒険たまこ
1
旧暦を使ってみようとか、行燈を、下駄をはく、着物で生活など昔の風俗を実際に試してみてほらこんなに素晴らしいという企画はわからないでもないけど、それをそのままにしないでだから現代はだめだ、今のやり方では滅びてしまうという結論の持って行き方にうんざりした。悪くない企画なんだろうけど現代批判が表に立つから何を提示したいのかがわからない。もう少し何とかならなかったのかね、読んでいくうちにイラつくこと限りなし。言いたいことははっきり言おうね。2025/04/07
blue-brass
1
椀や櫛、下駄や柱や床は使ううちにむらができる。そこに時間を感じる、工業製品は価値が下がるが、木製品はかえって価値が上がるものがたくさんある、という表現に線を引いてしまった。電車や近代的なビルの床が木製だと落ち着くのはこのような感性があるからだろうか。2022/03/27
小林ミノリ
0
江戸時代の生活に関する物事を可能な限り正確に考証し実際にやってみた記録、現代の生活と対比して江戸がいかに優れていたのかが解りますが、しかしその当時の文化圏で最適化した生活様式であって、単純にどちらかに優劣をつけるのは難しいと思う、図版が豊富で視覚的に楽しめる江戸時代入門としての良書かと。
いっちょかみ
0
「いつものお説教」は流し読みしました=w=2012/05/30
Wald des Buches
0
図書館2010/10/16
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- 洋書
- King Coal