内容説明
母親が車ごと列車に押し潰され、父親と二人新たな町トロン・ノワールにやってきた十五歳の少女。しかし毎日の生活に慣れ始めた矢先、彼女はおぞましい朝を迎える。すごい悪臭、ぬめつくシーツ、汚れたベッドカバー。そしてむき出しの下腹部はけがらわしい汚泥にまみれていた!七月四日の独立記念日。賑わう町の昏い森に、汚辱の臭いが立ちこめた時、少女と友達のバトンガールは、ついにあれに蹂躪されてしまう。「汚いものが私の中にいる。早く始末しなくては」。刻々と変質する肉体を抱え、絶望に駆られた少女がとった最後の行動とは。