内容説明
高校3年生のギーゼラは学校一の優等生。裕福な家庭に育ち、恵まれているように見える。級友の信望も厚く、男の子たちも、彼女の頭の良さには感心する―しかし、異性として、誘ってはくれなかった。容姿に対する劣等感と、いまだバージンであることへの焦り。虚栄心を満足させるための性体験によって妊娠してしまう17歳の少女の動揺を、“優等生”ゆえのコンプレックスや両親との溝、恋、友情など、さまざまな問題を提起しながら描く秀作!オーストリア青少年文学賞受賞作品。
感想・レビュー
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- 洋書
- Love Scars