内容説明
アメリカ、メーン州の沖にひっそりと佇むノコギリ島の洞窟には、世界中を震えあがらせた海賊、“レッド・ネッド・オッカム(血塗れ)”の遺した莫大な財宝が眠っている。時価20億ドル以上といわれる財宝への欲望に憑かれ、幾人もの宝探しがこの島を訪れたが、洞窟の奥から突如噴出する海水に阻まれ、その夢を散らしてきた。洞窟はいつしか“水地獄”と呼ばれ、恐れられた。その“水地獄”に、今、最先端のテクノロジーとコンピュータで武装した専門家集団が挑む。暗号、罠、呪い、裏切り、原因不明の病。はたして宝物を手にすることはできるのか。驚愕のラストまで物語は突っ走る―。「宝島」の胸高鳴る思いと、「インディ・ジョーンズ」のスリルの融合。血沸き肉踊る、冒険小説の最高傑作。
著者等紹介
チャイルド,リンカーン[Child,Lincoln]
1957年、コネティカット州ウェストポート生まれ。NYの大手出版社に就職し、編集者として活躍。D・プレンストンが処女作ノンフィクション「屋根裏の恐竜たち」(’87年)を出版したときに担当した編集者がL・チャイルドで、それが二人の出合いだった。意気投合した二人は、’95年合作で「レリック」を発表する。以後、年一作のペースで数々の傑作を発表してきた。本作は合作4作目になり、全米大ベストセラーとなった。マイクル・クライトンを超えたとも評される、今最も注目を集めているコンビ作家である
プレストン,ダグラス[Preston,Douglas]
1956年、マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。ベストセラー「ホット・ゾーン」の著者、リチャード・プレンストンの弟。大学を出てNYのアメリカ自然史博物館に就職
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