目次
第1章 負けず嫌いのがんばり屋か頑固者か
第2章 人間の運勢を実感させられた軍隊時代
第3章 人心の荒廃に日本の将来を悲観
第4章 警察の組織・人事の刷新に全力を注ぐ
第5章 いつ革命が起きても不思議ではなかった
第6章 政治家の力と官僚の力
第7章 警察人事はいかにして機能してきたか
第8章 事件多発に最高責任者の孤独を
第9章 田中内閣の政治指導の様式に明と暗
第10章 人間がまるで変わった二回の選挙
第11章 最大派閥・田中派内での仕事
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiro
10
歴代政権の懐刀として要職にあり続けた著者▼エリート官僚のキャリアをほぼ完遂した後に、政治の世界に自ら志願し、あまり得意そうでないどぶ板の政治活動に突入▼そうかと思うと、ロッキードやら、選挙活動違反やら、どこか脇の甘そうな印象を残す。こうしたギャップが魅力的な方であったのかも。2024/10/03
ハット
4
役人としても政治家としても大きな実績を挙げた方だと思う。人を見る目、人の使い方、使われ方、決断の仕方、リーダーの孤独、様々なものが垣間見える回顧録だと思う。 警察や検察のありかたについても二十年前から懸念を示されていたのはさすが。 日本が一番混乱して不安定な政情の時に警察庁長官をされていた氏の言葉は説得力がある。2020/01/11
お気楽になりたいお気楽さん
2
戦後の行政(主に、警察関連)及び政治(主に、自民党、外交関連)の仕組み、動きなどが少し分かって面白かった。「警察としては絶対に自衛隊を使わない(中略)国民に対して自衛隊の鉄砲は使わない」「本当の意味での情報を、国としてしっかり持っていないと、とてもじゃないが厳しい国際情勢のなかで生きてゆけないという気がしました。どの国も、情報の組織、人員、能力、使っている予算などが、日本とは問題にならない(中略)イギリスは情報収集が徹底して深くて、そして執拗だな」☆☆☆2020/03/02
chinayo
2
うーん、政治は比較的好きだが、この時代のことが、全然わかっていないので、難しい。2019/03/02
Yuji Sasa
0
後藤田さんって好きな人の一人なんですよね…2012/09/17