内容説明
上流家庭に生まれながら、絶望もあった…死にも直面した…数々の難局と起伏の多い人生。精神科医の彼女は、それらをどう乗りこえ、どう生きたのか！？美智子さまの心の主治医の魂にひびく清らかな生き方。
目次
第１章 美智子さまとの魂の友情
第２章 精神をかたちづくるもの
第３章 悩みや絶望に癒されない心
第４章 転機を生きる
第５章 「生と死」をみつめつづける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おりひめ
2
「悲しみをてこにして飛躍すること。悲しみや苦しみの中になずむな。それにきよめられ、きたえられ、優しくされよ。」日本版「マザー・テレサ」だと勝手に思っていた自分をハンセイ。スーパー才女。ご本人の著作を読まねば！と背筋が伸びました。戦後の日本の「方針」がリベラルな国際派（天皇制支持）という「新渡戸稲造」一派が担っていく経緯が、彼女の履歴を追う中で見えてきたのが収穫。2011/05/31
あゆみた
2
恵まれた家庭に生まれながら、常に、苦しみ悲しみの中にいる人々の思いに寄り添った人生。ご自身も若くして２度結核をされ、死を意識されたことも、その後の人生により深みを増したのですね。2010/10/30
松風
0
評伝。日記を直接読んだ方がよいかも。2013/03/14
