内容説明
日本の産業は今、大きな転換期の真っただ中にある。五十年を経て世界のトップレベルを走るまでになった日本の産業を取り巻く環境が、ここ数年で大きく変化した。経済成長の鈍化、海外からの追い上げ、国民ニーズの変化、規制緩和の流れなどである。本書では激変する産業の現状と展望を、できるだけ具体的な企業の活動を引き合いに出して書いてある。
目次
総論―日本の産業が直面する五大潮流
アパレル産業―製造から小売りまでの連携が焦点に
食品産業―中食や健康食品が今後の有望分野
住宅・街づくり産業―バブル崩壊をプラスに転じられるか
流通産業―イニシアチブが小売業へ移行
医療・福祉サービス産業―民間企業の参入で成長市場へ
耐久消費財産業―迫られる経済戦略の大転換
マルチメディア産業―新たな提携先を求める合従時代〔ほか〕