出版社内容情報
いまどきの子どもを鮮やかにとらえた秀作集中学生とクラシック音楽なんて、一見、ミスマッチな取り合わせだが、個性あふれる絵都ワールドの中ではハモってしまうからふしぎ。若々しい才能あふれる連作集。 中学・高校
内容説明
十三歳・十四歳・十五歳―。季節はふいに終わり、もう二度とはじまらない。シューマン「子供の情景」、バッハ「ゴルドベルグ変奏曲」、サティ「童話音楽の献立表」。三つのピアノ曲の調べから、きらめくような「あのころ」に語りかける三つの物語がうまれた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
58
バレンタインディにちなんでチョコ本の第1弾。お久しぶりの森絵都さん。子どもではないけど大人でもない中学生が主人公の3つの短編集。それぞれの物語にシューマン、バッハ、サティと3人の作曲家の曲が寄り添う。中学生の頃ってこんなことを考えていたんだと思い出させてくれる。2話目の「彼女のアリア」がお気に入り。虚言癖の女の子がいじらしくてかわいい。クラシックを聴いてみたくなった。2021/02/14
ぶんこ
57
ピアノと中学生の短編集。1話はいとこの別荘での夏休暇。毎夜聴かされるクラシックのピアノ曲。主の中3章君の趣味なのだが、他の4人のいとこには眠りを誘う睡眠薬。自分に従わせようとする暴君と思っていた章君の優しさを知った恭。2話は不眠症に悩んでいた中3の僕が、球技会をサボって音楽室で聴いたバッハの不眠症のための曲。演奏していたりえ子と同病愛憐れむ仲となったが、嘘つきと知って激怒。しかし優しい嘘と気づく。3話はエレガントな個人ピアノ教室での、世間と微妙にずれる人どうしの優しい時間。ピアノの絹子先生が素敵。2022/08/17
スケキヨ
35
「彼女のアリア」が一番好きだ。可愛いじゃないか。表題作「様々ならしさを肯定できるひとは素敵な人だ」と思わせてくれる作品。奇しくもどれもすぐに口ずさめる曲ばかりなので、読んでる間中ずっと頭の中で流れていました♪2010/11/24
たいぱぱ
28
娘の本棚より。ある眠れぬ夜に、手にしてみると・・・素晴らしい一冊!!「うん。まぁまぁかな。」と感想を述べていた娘さんよ。君にはまだこの良さが身に染みないのか。もう少し大きくなったら、もう一度薦めてみよう。クラッシック音楽にちなんだ3作の短編集だけど、「彼女のアリア」「アーモンド入りチョコレートのワルツ」が本当に素晴らしい。この2作だけだったら大傑作と呼べる作品です。今からでも、アーモンド入りチョコレートのワルツの様な人生を歩もう!2017/05/08
mntmt
24
三つの短編。どれもクラシックのピアノ曲が出てくる。最初がシューマンの<子供の情景>で中二の男の子たちの夏休み。次がバッハの<ゴルドベルグ変奏曲>で中3の男の子の初恋(?)。最後がサティの<童話音楽の献立表>。最後の話は、ちょっと風変わりなピアノの先生とサティにそっくりなフランス人が登場します。YouTubeでそれぞれの曲を聞きながら、読みました。楽しい読書体験になりました。2015/03/19




