内容説明
数々の文化遺産、美しい国土、すぐれた教育制度、世界一の個人貯蓄。それらがありながら、なぜ日本は道を踏み外すのか?『美しき日本の残像』(新潮学芸賞)の著者による衝撃的日本論。
目次
国土―土建国家
治山・治水―災害列島
環境―ステロイド漬けの開発
バブル―よき日々の追憶
情報―現実の異なる見方
官僚制―特別扱い
モニュメント―大根空港
古都―京都と観光業
新しい都市―電線と屋上看板
鬼―モニュメントの哲学
「マンガ」と「巨大」―モニュメントの美学
総決算の日―借金
国の富―お金の法則
教育―規則に従う
教育のつけ―生け花と映画
国際化―亡命者と在日外国人
革命は可能か―ゆでガエル
著者等紹介
カー,アレックス[カー,アレックス][Kerr,Alex]
1952年米国メリーランド生まれ。1964年に初来日し、1966年まで父の関係で横浜の米海軍基地に住む。1974年エール大学日本学部卒業。日本学を専攻、学士号(最優秀等)取得。1972年から1973年まで慶応義塾大学国際センターでロータリー国際奨学生として日本語研修。1974年から1977年まで英国オックスフォード大学ベイリオル・カレッジでローズ奨学生として中国学を専攻。学士号、修士号取得。日本、アメリカ、ヨーロッパ各地で日本と東アジア美術に関する通訳、文化コンサルタント、執筆、講演を行う。20回に及ぶ自筆の「書」の展示会とイベントを日米で開催。1986年から1993年までトラメル・クロー社の日本代表を務める。クロー社と日本の機関投資家との投資、共同開発の企画を担当。1998年、写真家メーソン・フローレンスと「ちいおりプロジェクト」を発足。祖谷を中心にした「日本の田舎の保存、文化と自然の活性化」が目的。著書『美しき日本の残像』で1994年の新潮学芸賞(外国人初。2000年に朝日文庫に)受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒュンフ
テツ
だまし売りNo
takao
kanaoka 56