クレーの絵本 - 谷川俊太郎詩集

個数:

クレーの絵本 - 谷川俊太郎詩集

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月26日 19時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 62p/高さ 18X20cm
  • 商品コード 9784062078245
  • NDC分類 723.345
  • Cコード C0071

出版社内容情報

【内容紹介】
40点の絵と14編の詩が奏でる二重奏(デュエット)

クレーの色彩世界に谷川俊太郎の詩が重なる。
スイスが生んだ今世紀最高の画家クレー。音楽理論を融合させた詩情あふれる色彩世界に触発された詩人が紡ぎだすイメージ豊かな言葉が、新しい画集の形を提示する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

160
図書館本。不思議な感じのクレーの絵と谷川俊太郎さんの詩のコラボレーション。「かわりにしんでくれるひとがいないので わたしはじぶんでしなねばならない だれのほねでもない わたしはわたしのほねになる かなしみ かわのながれ ひとびとのおしゃべり あさつゆにぬれたくものす そのどれひとつとして わたしはたずさえていくことができない せめてすきなうただけは きこえていてはくれぬだろうか わたしのほねのみみに」胸に響いた。色合いが素敵なクレーの絵ももっと観たくなりました。 2020/04/07

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

118
クレーとモーツァルト。谷川俊太郎氏は若い頃から、この二人の芸術家の創造物に促されながら詩を書いてきたという。一般的な評価とは異なり「クレーの絵は抽象ではない」と谷川氏はいう。「言葉になる以前のイメージ、あるいはイメージによって秩序を与えられた世界」であり、「そのような世界に住む事ができるのは肉体や精神ではなく、魂だ」と。「かいだんのうえのこどもにきみはなにもあたえることができない。しぬことができるだけだ」(階段の上の子供)など平仮名で描かれた鮮烈な死のイメージ。クレーの絵画40点を収録した詩集。2016/05/12

アキ

91
アーティゾン美術館で『パウル・クレー展』を見た。2019年24点のコレクションを収蔵したため、既収蔵の「島」を含め25点の展覧が可能となった。この絵本は谷川俊太郎がクレーの絵に詩を載せたもの。クレーの絵は抽象画のようでいて、象形や色彩が独特である。分析や解説ではなく、詩ということばに変換することで絵のこころを示している。表紙にある『黄金の魚』の詩がいい。「どんなよろこびのふかいうみにもひとつぶのなみだがとけていないということはない」本質は、時代を超えて響き合う。それにあずかれるのは鑑賞者の幸せである。2020/07/08

greenish 🌿

71
クレーの幻想的でありながら重厚感のある色彩世界に谷川俊太郎が情感溢れる詩を重ねた詩画集  ---谷川さんが「若いころからクレーの絵に促されて詩を書いてきた」というのが納得できるほど、心の奥底に訴えかけてくるものを感じます。 表紙にもなった《黄金の魚》・・・ひとつぶのなみだが/とけていないということはない。《あやつり人形劇場》・・・あやつられているとしっているから/きみはよるそんなにもふかくねむる。 この画と詩の融合に、いつまでも浸っていたい気持ちになりました。2014/06/22

ちはや@灯れ松明の火

71
一切を削ぎおとした線画の中から、幾重に塗りかさねられた色彩の奥から、あのひとがかくした声を探り当てようとしても見つからない。丸みをおびた文字を連ねて、鎖のように紡いだことのはも、あのひとの見たものをそのまま写しとったわけではない。深い青の海にとけた金のなみだをあなたは思う。静けさの腕がだきとめた叫びにあなたは胸をいためる。黄色い鳥のはばたきの音にあなただけが知る世界を見いだす。あのひととあなたはひとつにはならない。あらそうこともなく、たちきられることもなく、ただいつまでもどこまでもむすばれているだけだ。 2014/02/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/463683
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品