内容説明
姉様人形、バービー、リカ、ジェニー…懐かしい「お人形あそび」から時代が少女たちに要求した女性像が浮かび上がる。明治初期から現在まで著者秘蔵の貴重な写真・資料をもとに展開する究極の「少女文化論」。
目次
第1章 少女人形と良妻賢母主義―国家に踊らされた少女人形
第2章 「女の子は人形、男の子はおもちゃ」―男女別玩具観の浸透
第3章 ベビーブーマーとソフトビニール文化―幼児人形金盛の時代
第4章 少女たちとアメリカ文化―ティーンエイジ・ファッションドールの登場
第5章 「少女大衆」の誕生―かわいいローティーン・ヒロインの君臨
第6章 日本独特のドールハウス―日本の家構造とリカちゃんハウス
第7章 日米人形戦争―ようやく登場したハイティーン・ヒロイン
第8章 少女人形王国百花繚乱―構造と栄華
第9章 少女人形の終焉か、それとも復活か―問われる日本人の美的文化的価値観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
8
再読。わたくし的には増淵先生と言えばこの本。日本大学名誉教授だっけ。この1冊読むだけでも、同じ表現、コピペすか?! というようなのが割とあり、この先生の『ちびまる子ちゃん大研究』なんて、考察も何もあったもんじゃないというような代物だった。論証も、言っちゃなんだが…雑。にも関わらず、ピピーンときて切り込んでいく様が、時にものすごくひとを惹きつける。自分が大学生で、分属をこれからするよーという時で、こんな先生が大学にいたら、「あの先生の研究、なんか面白そう。リカちゃん研究って、なに?!」と、行くだろうな。2025/02/16
ののまる
4
なかなか面白い論。いまバービーもリカちゃんもだいぶ変わったので、また新しく論を構築する必要あるけど。2024/04/15
らむだ
1
Cf.2012/06/02
夕枝
0
人形遊びが大好きだった人はすごく楽しく読めると思う リカちゃんとシルバニアはやっぱり双璧 表紙がとってもかわいいのですが画像がなくて残念です2011/03/08
かんなぎ
0
卒論用資料