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内容説明
一九四五年、八月六日の広島。それは、現在の近代的なビルが建ちならぶ街からは想像もつかない光景だった。ビルがくずれたがれきや、民家の焼けあとのあいだを、水をもとめてさまよい歩く人や、動けなくなって地面に横たわる人のすがたがあった。ビルも、家も、木も、橋も、そして人々も、みんな、一瞬の光とともにかわりはてたすがたになった。それでも、人々の手によってのこされてきた原爆ドームが、被爆五十周年のいま、わたしたちに語りかけるメッセージ。
目次
第1章 ある夏の日に
第2章 戦争の終わり
第3章 原爆資料館
第4章 わたしをのこすことに
第5章 いつまでも生きたい