帝国陸軍の本質

帝国陸軍の本質

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062075701
  • NDC分類 396.21
  • Cコード C0031

内容説明

日本最大の組織は、なぜ破滅に向かって暴走したか。その蹉跌の原因を究明し、帝国陸軍の組織がかかえた根本問題を、冷徹な目で摘出する。

目次

第1章 統帥大権が生んだ軍人優位の思想
第2章 明治建軍の徴兵制
第3章 フランス式からドイツ式兵制へ
第4章 メッケル少佐の影響
第5章 日露戦争勝利の後遺症
第6章 陸大教育の問題点
第7章 人事行政の欠陥
第8章 大本営 作戦指導蹉跌の真因
第9章 開戦とアメリカの意思
第10章 幕僚の専断政治
第11章 士官学校教育の原点
第12章 天皇教あるいは日本陸軍教

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フンフン

3
明治の建軍から昭和の壊滅までの日本陸軍を概観。陸大教育の問題点、①対ソ一本槍だった。②家庭持ちを含む学生に沈思黙考の余暇を与えず、毎晩宿題で追いまくった。③人文的教養の欠如。 亜寒帯の満州やシベリアでの戦闘ばかり想定していた日本陸軍を亜熱帯の太平洋のジャングル戦に投入したのが、そもそも間違い。というより、支那事変の泥沼から抜けるには撤退するしかないという戦略眼が養われていないから、対米戦に踏み込むことになった。さらに根本にさかのぼれば、「天皇教」の狂信で判断力を失っていた。2020/01/10

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