内容説明
孤独と誇りを愛する、猫のようなあなたへ。猫をめぐる18のショートエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
63
図書館本:猫にまつわるショートエッセイと、猫イラストの作品。ショートエッセイは、猫を飼ったことがあれば「あるある」と頷けるものばかり。可愛かったり、小憎たらしかったり、謎めいていたり・・・猫とはそう言う生き物だと言うことを、奇麗事抜きで思い出させてくれる。イラストは擬人化されたもの中心。独特のタッチと色合いの、妙に存在感のあるイラストは好き嫌いが分かれると思う。可愛いけれど、可愛いだけじゃない。猫の側面を知りたい人に。2013/10/24
yumiha
32
佐野洋子の猫って、ただのかわゆいだけの猫と違う。よくわからない自己主張を秘めている。そんな猫を愛情プラス客観的に観察している視線を感じる佐野洋子。「春になったなあ。花よりもガラス戸の外の風よりも、猫に春が来る」2019/02/26
ヒラP@ehon.gohon
19
佐野洋子さんの描く猫は、どれも人間味溢れて、時には色っぽくて、それは佐野さんが猫をそういう目で見ているからであって、納得できてしまうところがすごいと思います。絵本の主人公になった猫の絵もかいま見えたのですが、実はどれも絵本からやって来たのでしょうか。2020/01/28
魚京童!
18
犬じゃこうはいかない。2015/06/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
猫そのものもいるけれど、人間の恰好をしているのも多い。猫の姿百態というところ。1つ1つに表情があり、その表情に合った場面が描かれている。2020/02/07