内容説明
真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。やがて、思いがけない仲間がくわわって…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ
70
小6娘用を母も読む☆ 両親が多忙な中学生きょうだい。子供って楽しいことを考えつく天才だな。屋根に登るなんて、大人からしたらヒェー!危ない⚠️ もしくは通報される(-.-;) こんな秘密のとびきり楽しい記憶を持ったら、大人になった時に励まされそう。2018/11/03
七色一味
62
読破。児童書閉架から借り出しです。真夜中の屋根の上って、三日月が似合う気がするのは、私だけ? 昼間の屋根の上がおひさまの天国なら、夜中の屋根の上には、冴え冴えとした冷たくてよそよそしい月の光の世界。そんな、昔のちょっとした思い出が、突然ふわぁ~~~っと、心のなかに蘇って来ました。2012/02/06
けんとまん1007
52
宇宙のみなしご・・・が出てきたのは、終わりの方。そこででてきたからこそ、その意味がよくわかる。宇宙のみなしごだからこそ、こころがけることがある。だからこそ、人間は、人(ヒト)でもある。偶然、昨日観たテレビでのハラリ氏の言葉とも重なる。そして、解説(あとがき)の言葉が、これからの指針にもなると思う「逃げない、負けない、わめかない」。2020/11/15
ミーコ
50
森絵都さんの児童書 ワクワクして読みました。最後まで読んで 心が暖かくなりました。両親が仕事に忙しく姉弟だけで過ごす夜 楽しい事を見つけないと 寂しくて しょうがないだろうな と思いながら読みました。余所のオウチの屋根に登る 高所恐怖症の私には絶対無理だけど・・・ 友達も仲間に加わり冒険心をくすぐる 大人になっても忘れないてしょう。良作に出会えました♪2019/02/10
とも
48
★★★✩カラフルが余りに素晴らしくて、この作家を手に取る。この作品、ジャンルは青春小説。従って感情移入する事は出来ない。ので大人の登場人物と照らし合わせて読み進める。叔母のさおりさん、期の途中で自分の人生だからと退職する先生や担任、学年主任、そして親。子供だけでなく大人も、日々平穏そうに見えながらも 日々波に揉まれて、それこそ大海原を盲滅法 手探りの状態。ただ、人生は良くも悪くも自分で作るしかない。が、未来だけは変えることが出来るし、それは自分にしか出来ない事。さあ勇気を持って、また明日からも歩みだそう。2016/01/31
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