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内容説明
古都京都はオモテからみても決してわからない異質、かつ奇怪な街である。影の権力者「白足袋」の人々の実体とは。
目次
第1章 高憎―秘められた宗門パワー
第2章 家元―茶の湯に伝わる侘の心と権威
第3章 花街衆―遊と美の世界の舞台裏
第4章 御所はん―菊の御紋の向こう側
第5章 室町の商人―生き残りをかける美の裏方
第6章 共産党―古都で育って革新の秘密
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひつまぶし
3
どこまで本当か分からない。読みにくさでは『西成に生きる』に似たものを感じる。文責は「京都総局」としてぼやかされていて、まるでその場面を見てきたように語ったり、匿名のインサイダーの口を借りて語らせたり、話題がコロコロ変わるので、何の話かつかみにくい。こういう暴露系のジャーナリズムを読み解く作法のようなものもあるのかもしれないが、あまり惹かれない。独特の「ディープ」な世界がいろいろあるのだなとは思うが、読者がそうした描写を望むから描かれる部分もある。その「ディープ」とは何かを考えてみるのが良いかもしれない。2021/09/12
ochatomo
0
白足袋衆のキーワードで発見 1高僧 2家元 3花街衆 4御所はん 5室町の商人 6共産党 初出は読売新聞京都版連載「京都生態学」 1994刊2012/01/30
キオン☆
0
ちと古いけど、京都旅行の豆知識にはなる内容かと。世の中に余裕があった頃は、お稽古事も人気だったわ。お茶、お花なんて、王道に入っていたわよね。今の20代はどうだろう?派遣で日給月給じゃ、気持ちに余裕も出てこないでしょ。家元の箱書き、僧侶の揮毫って、課税の対象か否かで争われたわよね。お寺の年間予算には、おったまげた。しかもその殆どが拝見料とはね。コロナ禍の今、寺院のダメージが伺える。京都に住みたいとは思わないわね。観光で十分だわ。よい本。2021/08/20
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