政と官

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062072267
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0030

内容説明

政治とは何か、役人の役割とは何か。二つの世界を知りつくした筆者が、生々しい新事実を明らかにして、今、役人そしてすべての日本人が政治とどう関わるべきかを問う。

目次

第1章 役人とは何か
第2章 政治家とは何か
第3章 政治家と役人と
第4章 官僚主義を許すもの
第5章 決断と情報収集
第6章 トップの条件
第7章 政治の原則
第8章 政治の目標
巻末資料(内閣運営の現状と課題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

22
義・情を重んじ、スジを通す。政・官のR&Rなど、「原則」がベース。無論、政治家として国益を優先。特に、イ・イ戦争時(昭和62年)の中曽根首相への進言に著者の哲学を感じる。次に法律。元警察庁長官でもあり、法治国家が原則。”変化球”を使わず、必要であれば法律を変える。無論、選挙民の禊を受ける。”カミソリ”。理路整然。気持ちがいい。政治家の育成、国際競争力向上など、日本の将来への提言。さて、現在の政治家諸氏はいかに・・・。著者以外では橋本氏。実行力・判断力。晩節は寂しさがあるものの、政治家としての志を感じる。2013/02/04

くりりんワイン漬け

4
役人とは、政治家とは、そして役人と政治家の関係とは。客観・主観的考察を入れさらに、彼のプリンシプルだと思われる「理と情」を彼の行動の中心に起く。これらの彼の取り巻く環境の様々な例を挙げながら詳しく政治家と官僚について切る。後藤田氏の「言葉」の定義を常に考え、きわめて無理のない理論を展開。ここからが凄い。それを自らの行動指針として実行する強さ。最後の一文、これをできる者はどれだけいるのだろうか。2015/03/22

Tomonori Yonezawa

3
【マイ蔵書】本棚減量作戦でこの本を自炊。何度も読み返した本だが、スキャナに突っ込む前に流し読み。政治に興味を持つきっかけになった本で、今でも十分に面白い。政治に興味のない若年層と話していると、それは政治家の領分、それは官僚の仕事だよって感じることがあり、ごっちゃになってると感じます。政治家の為すべきこと、官僚が守るべきこと、そういったことを知ることができます。今は文庫本があるんじゃなかろうか。キンドルなりiBooksなりに入れておきたい本。一生取っとこうと思ってた本だったんだがなぁ…2018/07/21

省事

2
自民党下野後の政治改革問題華やかなりし頃に出版されたベストセラー。政治家と官僚にそれぞれ求められるもの、戒めるべきものを明確かつシンプルに論じており、未だに参照するに値する。 理屈倒れではなく、自身の官界・政界の経験を照らして語っているところが本書に説得力を添えている。 政治制度も政府の組織も、政治家も官僚も当時とは大きく変わったが、政官関係のいびつさが何かと論じられる昨今読むと、さて何がどうしてこうなったのかととしばし考え込んで気落ちする部分もあった。2019/12/07

エドバーグ

2
リアルタイムで後藤田さんの政治を体験していました。カミソリ後藤田の印象でしたが、理より情を優先しつつも、国益第一だったことが数十年たってようやく納得できました。大韓航空機撃墜はソ連軍の仕業と、防衛相、外務省より早く内閣調査室に情報が入っていたとは!相当な衝撃を受けました。軍事情報伝達って、今はどうなっているんだろう???2017/07/20

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