内容説明
うれしい時も悲しい時も元気な時も病気の時も心を支えてくれる道元の教え。
目次
序 『正法眼蔵随聞記』との出会い
第1講 正しい信仰とは
第2講 人をののしること
第3講 人に与えるということ
第4講 志をもつこと
第5講 本当の善人とは
第6講 貧しきなかで学ぶ
第7講 善き人に近づく
第8講 縁をいただく
第9講 善い友を得る
第10講 心を専らにする
第11講 真実の思いやり
第12講 真剣に問うということ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayu
3
柳宗悦の茶道論集に正法眼蔵随聞記くらいは読んで勉強するべき、という記述があったので、一応原典もあたってみましたが、全く歯がたたない感じだったので、こちらを読んでみました。あまり抹香臭い話は苦手な私ですが、この本は感動して泣いてしまった部分も沢山あり、読んでよかったなぁと思いました。解説が書いてあるだけだったら、そこまで心から理解できなかったと思いますが、この方が実際に会った方の例を挙げて説明して下さるところが、わかりやすく、共感できました。簡潔に書かれている原典を解釈するにあたり、自分の経験とか、常から2019/06/19
snow
2
正法眼蔵より随聞記が読みやすいとのことでしたので、まずは入門書として手に取りました。講和形式になっているのでハードルが低く読みやすい。当たり前とか常識に囚われて深く考えることをなおざりにしがちな日常の中で、改めて一つ一つのことに焦点を当てて考えさせられる。ゆっくりと読みすすめたい1冊▼「本もの」とは何か。「切に思う」ということ。「慈悲とは何か」ということ。 2022/01/29
月照彦
1
優しく丁寧な言葉でわかりやすく、正法眼蔵随聞記の中から十二節を紹介してくれている。著者のいろいろな実体験も盛り込まれ、穏やかに温かいものが心に沁みてくるような、良い読み心地に包まれる。2012/06/06
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