内容説明
日本人が何げなく使っている表現が、なぜ外国人を悩ませ、誤解や摩擦のもとになるのか。留学10年の“あっと驚く体験”をもとに、日中文化比較を通して描くもうひとつの日本語論。
目次
序章 「中国から来ました」「中国地方でっか?」
第1章 日本語、不思議発見 外国人を悩ませる「ちょっとした」表現
第2章 漢字の落とし穴 知ると知らぬでは大違い
第3章 中国と日本、くらべてみれば 習慣の違いによる泣き笑い
終章 私の三つの故郷、上海・大阪・雲南
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桔梗屋
1
文字数制限された中で文章を書く訓練をしていると、いかに冗長な表現を切るか、というところに意識が向くようになる。この本で指摘されているような「とりあえず」「一応」「ちょっと」は、どんどん削除していきます。ただ、話し言葉だとついつい言ってしまうのは、日本語が骨がらみで身についてしまっているからですな。同じ漢字文化圏でありながら、同じ事象を指し示す言葉が違っているパターンは、確かに思わぬ誤解が生じてしまうよね…そして、「中華料理」なんて言葉でひっくるめてしまうには、中国はあまりに広く、食の特徴も様々だなあ、と。2020/05/17
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