出版社内容情報
【内容紹介】
人生に勝つための40の法則
日本人には分からない本当のチームとは何か。
日本のチームはなぜ、世界で勝てないのか。プレイヤーに求めるもの、それが協調性と自己犠牲だけでよいのか。NBAを4度制覇した伝説のコーチ、パット・ライリーの場合は違う。特異な才能を秘めた戦士たちに「燃える喜び」を与え、故意に爆発させるのだ。すると、強烈な個性は輝きを増し、たがいに火花を散らしながらエネルギーの放出口をさがして動きはじめる。──チームに激震を与え輝きながら生きる。真の戦士は人生にも勝利していく。
「試合するのが楽しいんです」。彼は答えた。「コーチが誰だろうと、なにをやれといわれようと、そんなことはどうでもいいんです」彼はこうつけ加えた。「チームメートが許してくれれば、ぼくはまとめ役をやりたいな」いったい彼はどんな人間なんだ?自分のことを最優先に考えない謙譲の美徳を重んじるプレーヤーなのか?いいや、そうではなかった。彼は、ちゃんと自分のことを考えていたのだ。マジック・ジョンソンの信念はこういうものだった。もし自分が、他のメンバーが望むような試合運びになるよう手助けすれば、おのずと勝利は転がり込んでくる。やがて、時がくれば、自分自身が報われる日もきっとやってくる。彼はそう信じていた。――(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
40
”誓約”が哲学。Lakersを辞めた理由にもスジ。勝った時より、負けた時から学ぶ姿勢に共感。「自家製の不幸」とは言いえて妙。加えて、IUのBナイト氏のクリニックに出るなど、氏の孤高でエレガントなイメージからは意外でもあったが、勝利を追求する姿勢が印象的。Fistに対するP.JacksonのTriangle。往時が脳裏に浮かぶ。当時の元祖Dream Teamの面々も、頭に浮かぶ。Easternの贔屓ということもあり、氏のアルマーニでビシッと決めたLAスタイルがどうにも苦手だったけど・・・。(笑)2016/10/12
kuboji
2
ラグビーのエディー監督の推薦図書。NBAの名コーチが語るチームワークの神髄。メンバーをチームとしてまとめ上げ、真価を発揮させ、目標を達成するためには何が必要か?チームを襲う予期せぬアクシデントにどう備え、どう乗り越えるのか?チーム崩壊の過程は?といったことが、ライリー自身や、有名企業、一般人、ライリーの友人に至るまで、様々な具体例で語られる。5章で語られる「突破」の過程は感動的で、美しさすら感じる。名著だった。2019/08/28
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