内容説明
小説・日記・手紙に描かれた、古今の別れのシーンは、時に潔くきっぱりと、時に哀愁を帯びて、日本人の魂の有り様を浮かび上がらせる。様々なわかれに見る日本人の感性。
目次
中世の雅―都落ちに際して師の許に別れを告げに行く平家の公達の美意識が日本人に好まれる理由について。
送る節度―死にゆく中野重治とかれに心を寄せる佐多稲子とをつなぐ一筋の同志愛について。
閣下の最期―無数の部下を死なせた責任をとって自決したミイトキーナ守備隊長の限りないやさしさについて。〔ほか〕
感想・レビュー
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