内容説明
「はぁー素面ってこんなんやったんやな」。25年の酩酊から生還した作家のサバイバルな日常。
目次
粉しか出なくなりました
たまには負けることもある
徹子さんの前でピエロになる
北京で花婿さんになる
「隣が栗原小巻」に関する感慨
野坂先生、あしからず
ベトナムのヤキソバ恐るべし
危機一髪のワンカップ事件
バタやんが仰ぎ見た「珍宝」
役者馬鹿は眠らない〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
78
野坂昭如氏との対談を前後に挟んで中島らも氏の日記が綴られる。文筆活動や劇団、バンドのことやくすりのこと、イケない物のことなどが日常生活とともに描かれていたが、らも氏もだが彼の友人・知人たちも底知れないおかしな人たちばかりだ。彼の生き方はSNS全盛の現代なら炎上することが多いかもしれない。しかし匿名でネットを荒らし回るよりもずっと人間らしいことは間違いないと思う。2019/04/11
ヨー
8
さかだち日記、なんのことはない中島らものさかだち…断酒の日記。日記の内容はまぁまぁなんだけど、野坂さんとの対談はかなりよかった☆2019/01/02
paluko
7
1996年から98年、2年間の日記と、冒頭&巻末に野坂昭如との対談。中島らもといえば、自分の中ではカネテツデリカフーズの広告と『ガダラの豚』なんだけど、日記を読むとバンド、演劇、徹子の部屋出演、対談いっぱい、海外に取材旅行とかものすごく幅広く活動していたことに驚く。知らない寿司屋に入ったときは「並にぎりを一人前」(77頁)と注文する、「これだと相手はボるにもボりようがないのだ」って。覚えておこう。2022/10/24
くーぱー
3
久しぶりに中島らもの文章が読みたくなって、手に取ってみた。薬物などの影響で視力や運動能力がダメになる前の、比較的体調がましだった時期としては最後の、二年間の日々が綴られている。随所に体調不良の足音がヒタヒタと忍び寄ってきてはいるが、執筆活動以外にも演劇、音楽、海外旅行など、実に精力的に活動しているのに驚く。今更ながら生き急いだ人だったんだと、つくづく思う。2012/07/13
Yasutaka Nishimoto
2
著者が、酒を断っていた時期の日記。その間にも、気づいたら飲んでいたという話も出てくるのだが。ちょうどこの頃、リリパットアーミーの芝居を今は無き「青山円形劇場」で観ている。著者も今は居なくなってしまった。飲んでいないときの素の文章が面白いわけではないが、飲んでいない時期がすでに素ではなくなっていたのかも知れない。野坂昭如との対談が面白かったが、彼も既に居なくなってしまった。2018/05/03




