内容説明
沖縄戦のさなか米兵三名が命令一下、秘かに処刑された「石垣島事件」。執行者の一人ゆえに、戦後の昭和２５年４月７日に「戦死」しなければならなかった学徒兵の真実を、日米の新資料を駆使して突きとめた話題のノンフィクション作品。
目次
序章 沈黙の学友名簿
第１章 最後の学徒兵
第２章 十三階段への道
第３章 横浜軍事法廷
第４章 巣鴨プリズンの日々
第５章 父よ母よ弟よ
終章 幻の写真をさがして
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みい⇔みさまる＠この世の悪であれ
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☆×4.5…もう二度と繰り返してはいけないこと。中立国に裁判をゆだねなかったことからおきた｢悲劇｣。彼はそれでも｢その罪｣を受け入れます。そして最後の手紙…あまりに悲しいものがありました。なんて思いやりのある、優しい男性なのでしょう。ある｢説｣が出ていましたが、おそらくそれが彼をこういう目に｢遭わせた｣真相なのかもしれません。人の首を斬るのもびくびくしていたのに…2010/07/12
