内容説明
1823年に27歳で初来日し、さまざまな影響を与えたシーボルト。医師で自然科学者でもあった彼は、混乱する時代の流れの中でわが国とどのようにかかわっていったのか。江戸時代、長崎出島から日本を見た巨人の実像。
目次
「シーボルト学派」
心ひく利益
「東インド会社」の興隆と衰退
日出づる国で
ベールをはがされた「知られざる陸地」
「奇跡の医師」シーボルト
江戸参府旅行
将軍の居城で
植物学への貢献
スパイ容疑のもとで
偉大な作品の成立
助言者と警告者
遅れた家庭の幸福
災禍が迫っている
新しい計画
第2次日本旅行
プロイセン来る
平和、その第1原則
父の精神で
外国から学ぶ
生きた遺産