内容説明
スタンダール、カフカ、漱石、ヘミングウェイ…etc.十二文豪の生の内面を照らす連作“架空会見記”。
目次
聖なる放蕩者の家で
永遠の猟人
丘の上の家
黄昏の門を過ぎて
小さな食卓で書かれた手紙
黄金の時刻の滴り
青空の彼方へ
わが草原の香り
竪琴を忘れた場所
花々の流れる河
オリガの春
野分のあと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マイ
1
文豪たちをモチーフにした短編集。 辻さんの作品は、 ただ典雅なだけでなく、 ちゃんと「事件」が起こるのも 読みやすくて好き。 それにしても、風景描写が美しい。 一つ一つの草木や調度品の描写に 思わず惚れ惚れ。 と思っていたら、 作中にこんな一文が… 「物に美しい名前があることが、この世を美しく豊かなものにするのだ、と信じている様子だった」 語り手が憧れる素敵な伯母を指して、 彼女は草木の名前をよく知っていた、 という部分。 それで辻さんの描く世界は こんなに美しく豊かなんですね…。2016/01/12
みも
1
短編「聖なる放蕩者の家で」読了芸術家の熱情と市民生活の理性との対比は、自分にすごくリンクする主題なので、興味深く読みました。文中で『美は、はっきり言って、日常生活にぴったり嵌った、健全な、常識的な人からは生まれないのですなぜなら美は健全さからの逸脱であり、官能への没落であり、先駆的な死の恍惚であるからです。(中略)だから美を生み出す人は、死にながら、生きたふりをしなければならないのです。』美と官能性は常に共にある、いやあって欲しいというのが持論なので激しく同意…。2012/12/21
原玉幸子
0
主に19世紀の美や恋愛が好きな欧州の詩人や小説家を主人公にした「軟派な」短編小説集は、薄々、そして著者あとがきで明かされ「あぁやっぱり」と気付く、時代の文豪がどの様に作品を創作したかのパロディです。表題の一編はそれなりでも、全編で感じる「軟派さ」加減が、私を貪り読ませはしませんでした。(●2018年・秋)2020/03/19
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