遠い星からきたノーム 〈1〉 トラッカーズ

遠い星からきたノーム 〈1〉 トラッカーズ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 293p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784062060981
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

土地開発がすすんで住み処を失ったノーム10人は、次なる地を求めて駐車場のトラックにもぐり込んだ。着いたところは、アーノルド・ブロス(1905年創業)のストア。そこには何千人ものノームがいて、フロアごとに共和国をつくって勢力争いをしていた。創業者を神と崇め奉って。デパートが老朽のため取り壊されることも知らずに―。人間社会を諷刺した絶妙のおもしろさ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tricot

1
結構おもしろい。なんかふと考えさせれる言葉が簡潔に書かれていたり。2020/03/14

郷里

0
ノームが宇宙船に乗って故郷の星に帰ろうとする話。ドタバタギャグの中に「リーダーはどうあるべきか」とか「広い世界を知るとはどういうことか」とか、考えさせられるテーマが盛り込んであるから侮れない。ノームたちの、人間社会に対するおかしな解釈(〈シュッケツ・ダ・イ・サービス〉という恐ろしいバケモノがいると思っているところ等)に笑ってしまった。三部作だがページ数はさほど多くなく、スピード感あふれる展開でサクサク読めた。この作者の書く小説はユーモアたっぷり、風刺が効いていて、ギャグありシリアスありでとても面白い。2009/04/07

天然梅干

0
テリー・プラチェット、安定感がある楽しさだけど、世界的大ヒットにはつながらなそうな作品。パロディや皮肉が入っているからか。小人が主人公だからか。テリー・プラチェットからは、ガリバー旅行記を書いたスウィフトと通じるものを感じる。(最近発売された『ブレイブリーセカンド』がネット用語やパロディが多くて批判が多いようだけど、パロディ感を出してしまうと、元ネタ以上の作品としては認められなくなってしまう、ということかな)2015/05/11

のりたま

0
表紙で損してる。現代に生きる善良な小人の兄ちゃんが、モーセ的貧乏くじを引いてとんでもねーSFな展開を引き寄せる。

しいかあ

0
「借りぐらしのアリエッティ」の原作、メアリ・ノートンの「床下の小人たち」シリーズのパロディ作品(と、訳者の鴻巣さんが「ゴースト・パラダイス」の訳者あとがきで書いてた)であるとともに、2巻までは旧約聖書のパロディでもあるという、なんというか、いつものプラチェットな話。1巻がなんだかんだで一番好きかな。途方も無いプロジェクトをなんとか手に負えるものにするとことか、頑迷固陋な世論を何とか説得し、誘導して、一つの目的のために団結させるとことか、まるでこの本を読む子供たちを政治家にするために書かれた本みたい。2011/06/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/361457
  • ご注意事項

最近チェックした商品