死の受容―ガンとわかってから三年余を生きて

死の受容―ガンとわかってから三年余を生きて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 238p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784062059350
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ガンとわかって三年、あと三ヵ月の命といわれて二年余―。人はいかに生き、いかに死を迎えるかを粛粛と綴る感動の手記。

目次

序章 生きているいまがすべて
第1章 自らの高慢さに恥じいる日々
第2章 苦難の中から
第3章 自然が見えてくる
第4章 人の愛に支えられて
終章 限りある生命を

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ted

6
'92年5月刊。岡山大学教授。大腸癌発症後の3年余を語る。インテリ家庭で育った為、民主主義や男女平等といった所謂“進歩的”意識が強く、軋轢が絶えなかったようだ。死の受容で起きる変化を一言でいえば、素直な気持ち・感謝の念・関心の変化、であろう。見向きもしなかったものに意識が向き始め、今迄の関心事がくだらなく思えてくる。この高次の覚醒を「生きている内に経験できただけでも僥倖」と受け止める謙虚さがよい。世俗的欲望に最後まで執着する人達も少からずいるわけで、誰もが臨める態度とは限らない。92年12月没、享年61。2011/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2529784
  • ご注意事項