カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった―極小主義者たちの午後

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カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった―極小主義者たちの午後

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784062058452
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0095

内容説明

風丸良彦は、1990年、レイモンド・カーヴァーのことを書いて、群像新人賞優秀作品に選ばれた。続いて「冷蔵庫を聴く」と「檻の中のサリンジャーたち」を発表し、現代アメリカ文学の光と影を探った。文芸批評か、エッセイか、軽やかなタッチで。

目次

カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった
冷蔵庫を聴く
檻の中のサリンジャーたち
「火あぶり」の90年代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

18
1990年群像新人文学賞評論部門の表題作と同年から翌年に発表された3編。当時の〈現代〉アメリカ純文学を論ずるが、口調が村上春樹なのがご愛嬌。不況のアメリカでミーイズムを継承したミニマリズムの作家カーヴァーを取り上げ、「冷蔵庫を聴く」では1993年のヘミングウェイの「清潔な明るい店」を嚆矢とするミニマリズムの流れから村上春樹を、「檻の中のサリンジャーたち」では閉塞するアメリカ社会で藻掻く〈現代〉作家達を語る。行方の見えない虚無感、自信を持てない自分とは正に当時のアメリカの写しである今の日本の状況では無いか?2020/08/20

borug

0
とくになし2014/05/17

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