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内容説明
世界を震撼させた天安門事件。無謀とも思える大胆さと潔さで戦いに突き進んだ学生たちと、最後には彼らと反目しあった知識人。そして政府内の権力抗争が絡んだ末の「6月4日」の無残な結末。ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、北京と、砕け散った民主化運動の主人公たちを追って描く本格ノンフィクション。
目次
第1章 虚像と実像のはざまで―柴玲
第2章 天安門事件の発端
第3章 1980年「民主選挙」の始まり
第4章 国際交流の表と裏
第5章 学生運動の台頭そして胡耀邦の失脚
第6章 天安門広場に結集せよ
第7章 ハンストを決行!
第8章 戒厳令の発令
第9章 逃走記
第10章 亡命者たちの現状
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユカ
5
実録天安門事件。柴玲については同じ著者の『「天安門」十年の夢』のほうがよく分かる。事件についてはこちらのほうが詳しい。 若いからできたのか。二十歳やそこらで命をかけてまで国の未来を案じるとは。 なんかでも…しっくりこない…たくさんの散った命。生きて、亡命して自分の人生を謳歌する指導者たち。指導者がいたからみんなついていったのだろうけど。指導者が一番ハイリスクだったのだろうけど。2019/08/27
かるた
1
天安門事件に至るまでの70年代末〜80年代の記述が勉強になった 2021/06/29