内容説明
企業社会が疲労困憊し、はたと生き方を見失った日本。もはや構造そのものに手をつけるしかない。切れ味鋭く描かれた日本の将来像のすべてがここにある。
目次
1 日本式システムではもうやっていけない(市場メカニズムはワークしていたか;効率至上主義の葬送;日本式制度・慣行への賛美と蔑視、そして沈黙;日本式システムの負の遺産)
2 引き裂かれた日本式モダニズム(近代西欧の逆襲;世界のパラダイムの共有を拒む日本の知識社会;日本の政治はなぜ機能不全に陥るのか)
3 新しい国際主義を求めて―グローバル・ケインズ主義への道
4 日本改造へのプロポーザル