侠骨記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062052009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

深い教養と豊かな香気。胸のすく逆転劇の表題作をはじめ、名帝舜の青春や百里奚の激情を描く傑作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tanaka9999

2
「侠骨記」「布衣の人」「買われた宰相」の3編。「侠骨記」はどうも苦手。無味乾燥という印象。歴史書(漢書とか三国志とか)を下手な小説風に訳したイメージ。「布衣の人」の主人公は知名度の低い人物か架空の人物かとみせかかけて最後に正体が明かされる。宮城谷さんらしい主人公の造形でおもしろい。「買われた宰相」。作者の独創もあっておもしろいんだが、ちょっと長かったか。私が流せばいいのにという部分を詳しく書いているような気がして。そうなるとどうも詰まらなく感じてしまう。 2019/07/27

hirocyan

1
侠骨記は、魯の曹沫の。布衣の人は、帝舜の、買われた宰相は、秦の百里奚の短編でした。2015/05/26

星落秋風五丈原

1
自分の能力を正当に認めて欲しい。でも安売りはしたくない。 就職を望む人達で、こう思わない者がいるだろうか。 でも、だんだん疲れてくるし、現実にどんどん出費が増えれば 考える。もう自分の能力を認めてくれなくてもいい。金さえくれればどんな仕事でもいい。自分にベストの所なんて見つからないかもしれない。もしかしたら、自分はベストの所なんて見つける能力がないのかもしれない、うんぬん、かんぬん…。彼が放浪するうち荒んでゆく気持ちも、もうどこでもいいから落ち着きたいと焦る気持ちも、とても良くわかる。 2003/01/01

みけ

0
・紀元前645年頃、魯の曹劌(ソウカイ)が魯公、同の信頼を得てン上りつめていくまでの話。斉の管仲の時代のひと。・布衣の人、中国古代の名君舜の話。・買われた宰相紀元前694年秦の宰相百里奚(ヒャクリケイ)の話。

0
『侠骨記』は曹沫が主人公の話。魯の荘公は斉の桓公の甥っ子であるにも関わらず、あの戦の仕掛けようは・・・『管仲』で見れば桓公は立派な覇者だったが、魯の荘公側から見れば弱いものいじめしてるとしか思えない。『布衣の人』は舜の話。契が舜の息子ってのはちょっと強引な展開だと思ったけど、玄鳥の卵を飲んだから妊娠ってよりはいいのかな(笑)。『買われた宰相』は百里奚と蹇叔の話。「管仲が百里奚の就職を邪魔した」っていうのはありえそうだな~と。・・・文庫版に収録されている『甘棠の人』が読めなくて残念でした。2012/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/496111
  • ご注意事項