- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > アニメ系
- > アニメ研究本、マンガ論
内容説明
不世出の天才が最後に語った漫画史・漫画論。
目次
第1章 漫画との出会い
第2章 戦争と『のらくろ』
第3章 手塚漫画のルーツを探る
第4章 漫画の将来を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワタナベ読書愛
0
1992年刊行。昭和の戦前・戦中・戦後の漫画家と作品の紹介と解説、筆者の個人的な体験を通して、漫画とは何か?何を書くべきか?漫画家の生き方などを手塚治虫が語る。自伝的一冊。漫画も本人も厳しい時代を生き延び、闘った。手塚作品にある強いメッセージや、独特の視点、妙なところに登場する変なキャラ、絵柄とは対照的な悲惨な内容などの理由がわかった気がした。本人が語るので重みがある。聞き手はほぼ同時代を生きた漫画研究家。ふたりの感じ方・考え方の違いも興味深い。貴重な昭和の漫画史。流行作家の意外な側面が垣間見られる。2022/01/12