内容説明
愛する猫たちとの暮らし、樹や花との対話、ガラス細工のような詩的エッセイのすべて。
目次
ツル子のたたり
美しいスイス
雲を見てゐる自由の時間
博物館で
雲の想い出
石田志津さん
久しぶりのアンデルセン
「ガラスの動物園」と「呪い」
書くためのエネルギー
猫の見る夢
猫の家
モグ
「休暇は終った」と「すべってころんで」
ガラスの動物園
颯爽と74歳〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mametoume
1
吉行淳之介さんの妹さんです。自分より19歳上の方です。都内だと、この時代でも完全室内飼いの猫がいたことに驚きます。一番印象的だったのは、遠藤周作氏が「お兄さんは女のことばかり書いているが、あなたは猫を書きなさい」と言われて実行したあたりですね。ははは。1978年から1991年まで雑誌等に載せたエッセイを一冊にまとめたので、どうしても重複がありますが、仕方がないでしょうね。今のように毎週連載して100作を本にするというペースなら重複なしで書けるでしょうが。2023/11/30
ぼっせぃー
1
あんまりにも同じ話をするのでうんざりする。“書く”ことで、“(自らからそのテーマを切り)離す”という話のくだりだけ印象に残った。2018/07/24