鬼の宇宙誌

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鬼の宇宙誌

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062050425
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0095

内容説明

怪物の王の秘密を追うファンタスティックなイメージ・リーディング。

目次

まえがき 闇の王の素姓
第1章 狼男はヨーロッパの鬼である
第2章 地獄の業火は鍛冶場の火である
第3章 大工道具が地獄の責め具となる理由
第4章 車輪は女神の女陰である
第5章 酒天童子を殺したのも鬼である
第6章 鬼退治は男原理による女原理の制圧譚である
第7章 鈴鹿の女鬼は練金術師だった
第8章 欠けたる者こそが打ち出の小槌を得る
第9章 婆さん怖い
第10章 つづらは鬼の母胎である
第11章 烏天狗は鼻高天狗の手下ではない
第12章 頼光四天王は鬼ウナギではないか
第13章 カッパも鬼族だから腕を抜かれる
第14章 能登のコイは鬼が釣る
第15章 ハイテク半島とは鬼ヶ島である
第16章 江戸時代の嫁入りは鬼入りだった
あとがき 十九足めの靴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

霹靂火 雷公

2
「宇宙誌」という仰々しいタイトルではあるが、文体は妖怪好きの子供がそのまま大きくなって文を書いている感覚。妖怪は「境界」に出現するモノなので、小宇宙と大宇宙、鍛冶・大工・細工師と平地・農民、未婚と既婚など様々な境界を扱う姿勢が「宇宙誌」の名に相応しい。四鬼や鈴鹿の女鬼に「錬金術」を当て嵌める辺りが世紀末然とした発想だが、それもご愛嬌。『化物婚姻図』が真珠庵本のパロディというのは、原本を見ないと判らない指摘です。軽妙な語り口で、何とも愉しく読める良著です。2011/11/26

岡部淳太郎

0
かなり好きな本。これで民俗学の面白さを知った

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