創造力―自然と技術の視点から

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062049818
  • NDC分類 504
  • Cコード C0095

内容説明

創造力を活かすリーダーシップとは?第1次南極越冬隊長、科学者、エンジニアとしての豊富な経験から編み出された西堀哲学のすべて。21世紀、日本の進むべ道を明確に書き遺した、自伝的科学論。

目次

第1章 自然こそわが教師(自然に学ぶ;私の自然観;未知の大陸;体験から学ぶ)
第2章 技術を考える(科学と技術;技術の功罪;技術のあるべき姿;技術との出会い)
第3章 品質管理とは何か(事実からの出発;品質管理とは;統計的品質管理の方法;日本的品質管理)
第4章 どうしたら人は活かせるか(組織と個人の役割;組織を運営する;チームワーク論;リーダーシップとは何か)
第5章 人間性と創造性(創造の現場;創造の芽を伸ばす;研究開発の進め方;進歩を導く創造性)
第6章 人類の進むべき道(再び技術を考える;企業のあり方、技術者のあり方;21世紀に向けて)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mura_ユル活動

37
【読みたい本読了】図書館本。技術者の背中を押してくれる本。「私たちはこのように考え行動してきた。」という西堀さんの経験がたくさん詰まっている。そして具体的だけでなく、技術者はこうあるべきという『技士道』なるものの提言。社会から任せられているという責任。人間の「考える」という貴い行為。能力を伸ばすということは、単能工から多能工へ、スペシャリストからゼネラリストになること。最近は技術者軽視の潮流や技術者のモラルが問われる事件が増えてきている。内容は1988年12月までのもの。1990年発行。名著。棚に登録。2015/07/19

Pikatyuagarden

1
・幸運にも私は、第三高校学校に入学した年に、アインシュタイン夫婦を奈良京都に案内する機会を得た。・これはあいつしかいない・これかあれか、という場合には、これもあれも採ることにしている・任せたから勝手にやれと放っておくのではなく、陰ながら見守る態度・私は、この南極という未知の大陸で、何の先入観も持たないで虚心坦懐に物事を見つめる、という態度を会得した。・労働には働くという活動性、考えるという創造性、喜ばれるという社会性の三つの要素がある・一切合切の責任・大隈重信伯爵・白瀬矗・技士道十五条2016/03/23

ponte

0
以下備忘録. ・人間は経験を積むために生まれてきた. ・みんなが共同の目的を強く意識することが重要. ・目的は隊長が与えるが,手段は各自に任せる. ・単に効率が上がるからと言って仕事を細分化してはならない. ・平常心はことに当たった時の人間の心を柔軟にしてくれる. ・目標に向かっての努力が,リーダーとしての性格を作り上げる. ・チームへの強い関心を持っていれば,フォロアーの主体性を奪わないで,リーダーとしてやれるべきことがある.  いつも陰ながらよく見ていれば,ことが起こる前にそれが察知でき,手が打てる.2016/01/16

yamato

0
技術者として考えること、考えることをやめないことを実践した。その根底にはとどまることのない探究心の存在があり、失敗を寛容する人としての大きさがある。あとがきにあるが、宗教と技術、感性など西堀先生が本書の完成をみることなくご逝去されたころが、惜しくてならない。2013/04/06

こうじ

0
2013年の初めに立てた目標通り、今年は少し本を読むことにした。 この本が記念すべき2013年の一冊目。なるほど、たしかに名著と言われるのも納得の内容です。今から22年以上前に出版された本でも、やはり普遍的な内容について語っている書籍には心動かされますね。2013/01/13

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