内容説明
千利休八人の高弟の茶湯と人生を描く短篇集。初めて描かれる茶人織部の世界。
感想・レビュー
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13km
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へうげもので古田織部に興味がわいて読んでみたけど、へうげものとはまた違う織部とその周りの人々が見れておもしろかった。家康の狡猾さが抜きん出てるし、正室のせんがマンガとは真逆の性格で楽しめた。2012/02/21
Stair512754
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前回に続いて「織部」本 こちらは純粋な小説 ちゃんとプロが書いてます 安心して読めますわ、ホッ(笑) 利休切腹後、茶の湯の第一人者として のしあがってゆく織部と 秀吉亡き後、天下人として世の秩序を構築してゆくために なりふり構わず邁進する家康 そして、同じように利休から茶の湯の教えを受けた 織部と有楽斎の裏と表 織部の妻・仙と側室・紀乃の確執 そして未だ謎の残る利休と織部の切腹の構図に 著者なりの答えを明示 うん、なかなかの読みごたえ!! 2013/12/11