内容説明
三井物産の大企業論理と闘った情報産業の旗手。高度情報化社会の到来を予見しカリスマ的社内起業家といわれた男が、なぜ決起したのか。企業がハイテクに対応しようとする時に必ずや発生する社内的摩擦と衝突を事実に基づいて描いた大型経済小説。
目次
技術屋の性癖
男の嫉妬
理想と現実
運命
情報立国の夜明け
昇龍の勢い
対決
ビジョンの結実
内と外の敵
解体の策謀
個人攻撃
社内の亀裂
宣戦布告
ゆさぶり
進むべき道
防戦
役員解任
管理職の連判状
情報操作
反発へのあせり
背信の構図
大いなる決断
独立の混乱
さまざまな去就
明日への出航