鏡花幻想

鏡花幻想

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062042864
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

怪異、浪漫、耽美、日本文学史に輝く鏡花の生涯を、芸妓・桃太郎との家庭生活を通して描く書下ろし力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

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子を無理やり堕胎させられ、鏡花の妹に辛く当たられ、挙句は紅葉がやって来たと知れば、こそこそと隠れなければならない。そうまでしても鏡花に尽くす、すずの健気さが際立つ。「あそこにいる男はあたしだったよ。」と自分にしか見えない分身を口にする。さらに病的なまでの潔癖さで、食卓に飛ぶ蠅生ものの魚も一切口にしない。他人は「やはり文士だから、こだわるんだ。」と特別視するだけで済むが、一緒に住む側はそうはいかない。限られた金と材料で食卓をやりくりする、すずの苦労が推し量れる。2004/02/14

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