内容説明
行く人来る人去る人の、きかせる話くすぐる話とつきない話。よい話を糧に人はよく生きる。
目次
少年の日
凝る
ツイ昨日のことのよう
その道にかけては
最も苦しい時代
たった一度のばくち場見物
名人慈恭からきいた名人の話
最後の最後の歌舞伎役者
むなしき夢
棒引き
ハンチング
隣りのひと
恩人六代目菊五郎〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
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著者は戯曲を中心の明治生まれ浅草育ちの作家で、「うえの」という雑誌に連載されたコラムだが明治から大正、昭和前期を経て世情の移り変わっていく様子が描かれて興味深い。学生時代、下宿でも生意気に女中を使っていたが大正には人手不足になっていき戦争による好景気で絶えたとか。2011/12/28
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