内容説明
人間発見の冒険と旅。ライダー作家、戸井十月が北南米大陸を走破、そこで見た政治の現実と庶民の生活。
目次
序章 地図の中の道
第1章 NORTH AMERICA―北の荒野
第2章 CENTRAL AMERICA―熱風の中へ
第3章 SOUTH AMERICA―道、果てるまで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minnt
1
戸井さんのユーラシア大陸大陸横断の旅に感動した。その後すでに亡くなっていた事を知り、知り合いの訃報を聞いた様な悲しみがあった。南北アメリカ大陸横断をどうしても読みたかった。30年前の若い戸井さんがそこにいた。戸井さんの風景の表現は本当に素敵でしばらくは立ち止まりイメージせずにはいられない。飾り立てた言葉ではない。自分が肌を晒し魂で感じた言葉。自分の足で辿り着いて分かった世界。 素通りするだけではわからない過酷な状況の道端の人々の生活。そして目。想像余りあるが、私の心に確かに残り道標となった。2019/04/26
まえちゃん
0
ライダー作家、戸井十月が北南米大陸を走破。そこで見た政治の現実と庶民の生活は。走って、出会って、食って、寝て。結局はそんなところ。まぁ、多少は政治的なことや社会情勢にも触れていますが、伝わってこない。そりゃそうだ。彼はライダーでありジャーナリストではない。道があったんだモン。走りかったんだモン。結局そうとしか思えんかった。自分で走るって言ったから走った。はい、それまで。ラストも拍子抜け。何の為に走ったんだ?コノ人は。2010/03/30