内容説明
小説「おバカさん」のモデルで、新宿歌舞伎町に宣教のためのスナックを営むフランス人神父が、そのユニークな人生行路と日本・イエスへの愛を日本語でつづる。
目次
わが小説のモデルについて(遠藤周作)
変哲もない生い立ち
日本での日々
スナック・エポペ
キリスト教とはなにか
ニッポン、天国と地獄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あむちむ
3
フランス人ネランさんの、人生とは、美とは、キリスト教とはなど、分かりやすく解説した本。書き留めたい言葉が何箇所もあった。所々、抽象的な概念で理解できない事があった。文章の中で「あなたはどうか。」など読者に語りかける部分が度々あり、客観的に読書をしている身からすると急に焦点がこちらに向き、ひいてしまう。自分の考えの幅をひろげられる本であるので、読んで良かった。2024/11/02
Guro326
2
★★★▲☆ 大船に婦人がおひとりで開いているカフェバーがある。なんでも以前、東京でバーを営んでいたフランス人神父に薫陶を受けて、最近手習いを受けて開いたとのこと。その神父の名を伺っていたはずだが、遠藤周作氏がフランス留学の時に支援したジョルジュ・ネランということに、最近つながった。そのネラン氏の自伝的エッセイ。戦後すぐから東京に暮らす外国人の視点も面白い。(ドナルドキーン氏と2歳違いなのか)。/1952年12月9日11時にマルセイエーズ号で来日、とある。2016/07/26
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