内容説明
知られざる日本と、タイの友流の真実。日・タイ友好100周年記念出版。
目次
第1章 琉球船の活躍
第2章 御朱印船の世界(タイの日本人町;山田長政伝説の虚と実)
第3章 唐船の世界(アユタヤ使節の訪日;鎖国時代のアユタヤ貿易)
第4章 連帯と覇権(「太平洋の時代」を予見した稲垣満次郎;タイ独立の危機)
第5章 タイの日本人顧問(司法顧問政尾藤吉;安井てつとラーチニー女学校)
第6章 タイへ渡った明治の庶民たち
第7章 バンコクの日本人社会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ucchy
1
15世紀から明治期までの日タイ交流を日本の立場から描く。琉球王国での活発な暹羅との交易。江戸初期は鎖国令まで御朱印船で多くの日本人がタイに移住しアユタヤに日本人町を形成、その頭領が山田長政。オランダと商権を争う。鎖国後は直接の通交は消滅するも唐船により交易が継続。鹿革が主なタイの輸出品。サワンカローク窯の茶器は「宋胡録」として珍重される。明治維新と同時期に列強による植民地化回避のため近代化を推進(チャクリー改革)、政尾藤吉(近代法典制定)や安井てつ(ラーチニー女学校創設)などの日本人が御雇外国人となる。2021/04/21
tsubo
0
部分既読。日本人がお雇い外国人として使われる。2016/04/17